「オレの宇宙はまだまだ遠い」益田ミリ/ほのぼのして、ジーン(/ _ ; )

すーちゃん」シリーズや、「週末、森で」、など、益田ミリさんが好きで、新刊が出るたび追いかけていますが、また一つ益田さんワールド全開の素敵な作品に出会えました。

それがこちら。
↓ 「オレの宇宙はまだまだ遠い」

オレの宇宙はまだまだ遠い益田 ミリ 講談社 2012-07-24
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これまで「アラフォー女子」の共感話が多かったので、男性目線のお話はめずらしいな~と思ったんですが・・

これが・・すごくいいんです

私の中で益田ミリさん作品中No1に踊り出たかも~(≧▽≦)

本屋さんで働く、「ちょっといい人」土田君(32)が主人公なんですが、何でもない日常に、ときおりぐっとくるシーンがあるんです。

ほのぼのしていて、そして、とっても胸がじわ~・・となるいいお話です。

この主人公の土田君がほんといい人でして・・。つい「がんばれ~」と応援したくなります。
ハートフルな夜を過ごしたい人におすすめです。

(以下ネタバレあります)

 

 

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話の中に本やまんががたくさん出てくるので、本好きさんはさらに楽しめるかもしれません。

話の中で 「無人島に持っていく本」と「あったかい本」を考えるシーンがあるのですが、自分も考えてみたくなりました。(きっとみんな考えたハズ^^)

(私は「無人島に持っていく本」は「火の鳥 」かなあ・・。人間や世界の壮大さに浸りたい感じですね。。

「あったかい本」は「うさぎドロップ 」が頭に浮かびました。特に1巻のりんちゃんが小さいころ。)

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あと、この本の中で、私が一番グッときたのが、やっぱり叔父さんとのシーンかな(/ _ ; )。。

「結婚式には間に合わないな」と言ったところ。土田君は必死で冗談で返していたけれど、あの一瞬の間がつらかったです。

あと叔父さんが亡くなってから土田君がお香典返しのカタログを見ているところ。。
「何選べばいいんだよ。」のシーンがいつも読むたび泣けてきます。。うう。。

それから亡くなったお孫さんのために「宇宙兄弟」を買いにくるお客さんのところも。。
胸がギュウ・・ってなります・・(/ _ ; )

オレの宇宙はまだまだ遠い

益田 ミリ 講談社 2012-07-24
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↑↑ このマンガの中に出てくるカフェの店員さん、すーちゃんが主人公のシリーズもお気に入りです。

→ レビュー「すーちゃん」益田ミリ