【ネタバレ感想】マンガ『パリピ孔明』ゆるたので三国志ネタも楽しい。

マンガ『パリピ孔明(こうめい)』
原作:四葉夕卜(よつばゆうと) マンガ:小川亮(おがわりょう)

どんな話?→中国の「三国志」時代の天才軍師、諸葛孔明(しょかつこうめい)が、現在に転生してくる話。歌手を目指す女の子EIKOと出会って、彼女の歌に感動し、もっと世に広めたいと、軍師の力でプロデュースしていくストーリー。

かるーく、ゆるーく読めて、楽しい。
三国志ネタも音楽の話も面白い。

(ネタバレ感想)
全体にかるーい感じだから、気負いなく、ゆるーく読めていいかなと思う。

諸葛孔明の現代への転生モノだから、最初はそこのドタバタで面白い感じなのかなーって思ってたんだけど、音楽の方の話自体も面白くなってきた。

歌手をめざすEIKOの音楽業界の話とか、だんだん売れていったり、邪魔されたり、でも歌の力でうまくいったりだとか。どんどん先が読みたくなっていく感じ。

「あるある・・」って思ったのは、孔明がEIKOのライバルの歌を聴いたときに、確かにうまいけど・・心に響かないって感じで、そういうことあるよな~と共感してしまった。歌って、単なるうまさじゃない、心に響くかどうかだよね~って。。

あと「三国志」ネタもいっぱい出てくるから、三国志好きな人にもいいと思うし、でも三国志知らなくても全然楽しめる。

私も最近歴史に興味出てきたとこだから、フフッて分かるとこもあるけど、まだまだ分かんないネタもいっぱいあるって感じです。

『パリピ孔明』
・ラクーにかる~く読めてイイ感じ
・『三国志』のこともいっぱい知れて楽しい
・音楽の話もおもしろい

250506

【感想】マンガ『春はあけぼの殺人事件』コメディ系で歴史もいっぱい。私得で面白かった~。

マンガ『春はあけぼの殺人事件』大和和紀

(感想)
マンガ家の大和和紀さんが好きで、いくつか作品を読んでるんだけど、こないだ買った『春はあけぼの殺人事件』も面白かった。

清少納言が探偵のように活躍して事件を解決する物語で、ちょっとコメディタッチでもあり、歴史史実もたっぷり入ってるという、私得な作品でした。

清少納言のダンナさんの橘則光との軽いやりとりがよかったな。いい関係なんだよね。離婚しちゃうんだけどいい友達みたいな。

あと清少納言がお仕えしていた中宮の定子様とか、かの有名な藤原道長なども出てくるので歴史的にも楽しめた。

たった1話の読み切りなのが残念。
連載で読みたいぐらい。

平安時代の歴史とか言葉とかを調べながら読みました。大和さんのマンガは歴史的に色々と詳しいから、読んでてとっても面白い。

「唐衣(からぎぬ)は一番上に着る衣のことか~。。」とか

「萌黄色(もえぎいろ)ってきみどり色のことなんだー。。」とか。

「伊周(これちか)って誰だっけ・・あ、中宮の定子さんのお兄さんか~」などなど。。

 

そういえば来年2024年の大河ドラマは紫式部で平安時代だ。『あさきゆめみし』読み返さなくちゃ。

衣装がカラフルだといいな~とか、宮殿のセットはどんな感じなんだろう~など、今から映像美が楽しみ。

それまでに藤原家の家系図を覚えておきたいな。。

 

で、マンガの後半は「レディーミツコ」というまた違うお話でした。

明治時代の女性の話で、オーストリアの男性と国際結婚した方の物語。

絵柄はザ・少女漫画!って感じで、懐かしい感じ。話は全体的にちょっとシリアスめ。

これはこれでまた違った趣でよかったです。

230425