【感想】マンガ『火の鳥』マサトの「未来編」の壮大な話が好き~。望郷編、復活編、異形編も。

『火の鳥』手塚治虫

(感想)
『バーナード嬢曰く』というマンガの一コマで『火の鳥』の何編が好きか話すシーンがTwitterで話題になってまして。。

久々に『火の鳥』を読み返しました。

面白かった・・!!

私は「望郷編」が好きでした。
頭からツノが生えてる種族が、かわいいし素朴で好き。。
コム、いい子だな。。

目と耳がない代わりにその触角で感じるんだけど、「女王様に会うときちゃんとした格好していきなさい」って言われて、「人間ってめんどくさいな」みたいに言うのが面白いなーと思った。

感覚の違い。

人間は目で見ることに重きを置いてるけど、コムは触覚だから。
逆に言うと「その服は手触りが悪いからやめときなさい」って言われてるようなものか。

 

最後、宇宙商人が「欲」を持ち込んで、国がズタボロになっていくのが「ああ・・」ってなる。。

 

あとやっぱり「復活編」かな~。。ロビタの話は深面白い。。

人間とロボット、AIとか。
これを何十年も前に描いてるのが手塚治虫氏ってやっぱスゴイよね。。

 

あーー「未来編」もいいよね~~。
マサトが神になるのが壮大過ぎてクラクラする。

マサトが一人になってからのあたりの話が一番火の鳥っぽい気がする。
生きるって何、命って何的な。。

 

あと何編だったか、平清盛が意外といい人に描かれてるのが面白かった。
だいたい歴史漫画で出てくる時って、悪いイメージだから。

 

あと「異形編」も好きだなー。
妖怪がどんどん来るやつ。時間が何度も繰り返すやつ。。

ということで・・ダメだ一つは選べない。。全部面白かった。

200430

【ネタバレ感想】マンガ『オレの宇宙はまだまだ遠い』名作。。ほのぼのして、ジーンとなる。。

マンガ『オレの宇宙はまだまだ遠い』益田ミリ

(ネタバレ感想)
『すーちゃん』シリーズとか『週末、森で』などの益田ミリさんが好きで、新刊が出るたび追いかけてるんだけど、また一つ益田さんワールド全開の素敵な作品に出会えた。

それがこれ、『オレの宇宙はまだまだ遠い』。(※タイトル改題で、現在は『世界は終わらない』になってるみたい)

これまで益田ミリさんといえば、アラフォー女子の共感話が多かったので、今回のような男性目線のお話はめずらしいな~と思ったんだけど・・これがすごくよかった。。

私の中で益田ミリさん作品中No1に踊り出たかも。。

本屋で働く「ちょっといい人」土田君(32)が主人公。この土田君がほんといい味を出してるというか、不器用で、つい「がんばれ~」と応援したくなる愛すべきキャラ。

土田君の何でもない日常と、ときおりぐっとくることが起こる。
ほのぼのしてて、胸がじわ~・・となる。

ハートフルな夜を過ごしたいときに読みたくなる。

(以下ネタバレあり)

 

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