【感想】マンガ『寿々木(スズキ)君のていねいな生活』ギャップがかわいい。癒される~。

『寿々木君のていねいな生活』ふじもとゆうき

ほんわかスズキ君に癒やされる~。。

「このマンガがすごい!」にも選ばれてたから読んでみたらおもしろくて、すぐ続きの2巻も買っちゃいました。

見た目はコワモテな高校生の男の子が、実は中身はすごく乙女で、ていねいな暮らしが好きっていうお話です。

スズキ君がとにかく乙女でカワイイ。。癒されます。。日々の暮らしをていねいに送ってて、私もこんな風に生きたいな~って思います。。

お菓子作りが趣味でマフィン作ったり、ハーブ育ててたりとか。そのギャップがかわいくておもしろい。

スズキ君のお母さんもいい人で。お母さん自身はズボラだから、息子にそうやって家のことをしてもらえるの、すごい助かる~って感じで。いい関係性だなと。

あとスズキ君は顔がコワイから笑顔もコワイって言われるんだけど、お母さんは「私は好きなんだけどね」とか言ってあげるとことか。いい家族だな~って。

 

ただこのスズキ君、中学生のときは、「男のくせに変なやつ」みたいな感じで、まあ、まあ、よくある感じの、ちょっといじめみたいになってたんだけど、高校に入ってからは、そのスズキ君のギャップを、「いいじゃん」って楽しんでくれるクラスメートに出会えて。

ああ、やっといい感じの、そのままの自分で高校生活を送っていけそう・・っていう流れになってます。どうかそのままで~と願う。。

あと、幼稚園の先生で、見た目がすごい女の人らしい~先生が出てくるんだけど、こっちもギャップ有りで、家では焼酎めっちゃ飲みながら、戦闘ゲームとかすんごいやってるという。それもフフッと笑っちゃう。

何か・・これはドラマ化されそうだな。。そしたら人気出そう。。

まとめ
『寿々木君のていねいな生活』を読むと
・とにかくすずき君に癒される。。
・私もていねいな生活送りたい・・って思う
・ハイスクール青春ライフがまぶしい

250610

 

 

【感想】マンガ『バットゥータ先生のグルメアンナイト』ほのぼの×ちょいビター

『バットゥータ先生のグルメアンナイト』著者:亀 全3巻

ほのぼの旅行記なのかと思いきや、ピリッとネガティブな側面もありで面白かった~。

法学者のバットゥータ先生と奴隷の少女リタが旅をしながら、いろんな人に会ったり、時にはトラブルにあったり、そのたびに2人はいろんなことを思うっていうような話です。

『天幕のジャードゥーガル』の著者トマトスープさんが推してたので読んでみたら、いや、そりゃ間違いないわ、てな感じでおもしろかったです。

14世紀の旅行家イブン・バットゥータの『三大陸周遊記』を元にした、グルメあり、イスラム文化ありの旅マンガって感じですね。

まずバットゥータ先生が終始かわいい。何か好きでした。

それで、ゆるほのぼの旅マンガなのかな~と思いきや、たまにネガティブな感じにピリッと踏み込んでる部分もあって、、奴隷とか考え方とか、、「おっ、これは」とちょっと身を乗り出して読んだ感じです。

ビターな苦みを、ほんわか甘みでコーティングしてるような。

助けた人がいい人だと思ってたのに、あれ、何か急にそんな感じに??みたいな展開とか。奴隷のリタが少しずつ自分のことに対して考え方が変わっていくとか。深おもしろかったです。3巻で終わりだなんて残念。

14Cのイスラム圏のことなんて全然知らない世界だから、へえー、へえー、の連続で興味深く読みました。夜の砂漠のラクダ旅なんて、それこそ子供の頃読んだアラビアンナイトの世界みたい。600年の時を超えて、2人と一緒に旅してる気分になりました。

ちょうど今世界史の勉強してるから、ウラマーが学者で、マムルークが奴隷兵隊で、とか習った語句が出てきてうれしかったです。

250608

 

<関連記事>

『天幕のジャドゥーガル』感想。13Cモンゴル帝国の話。

【感想】マンガ『チェーザレ』 優雅な船旅のような作品。

マンガ『チェーザレ~破壊の創造者』惣領冬実(そうりょうふゆみ)

(感想)
チェーザレっていう人は今まで知らなかったけど、それでも楽しめました。

15世紀のイタリア・ルネサンス時代の歴史物語。チェーザレ・ボルジアという軍人・英雄の若い頃の物語です。

ルネサンス時代の空気感がていねいに描かれている感じ。時間もゆっくり進むし、優雅な船旅をしているような作品でした。

絵がとても壮麗で美しかった。。出てくる登場人物もみんな美しいし、建物とかもすごく緻密で。。思わず見とれてしまうほど。

話はチェーザレの若かりし日々の青春物語と、そこにローマ教皇の権力争いなんかもからんでくるという感じです。

コロンブスとかレオナルド・ダ・ヴィンチとか歴史上の有名人が出てくるのがうれしいです。あ、そっか、この人たち同じ時代か~などと思いつつ。

イタリアの地名とかもだいぶ分かるようになったのもよかった。

チェーザレの家臣のミゲルがクールで好きでした。チェーザレとの関係性も一見フランクに思えるけど、すごく忠誠心があって、深い関係なのがシビれます。。

アンジェロはずっと癒やしの存在だったし、チェーザレは何だかいつもどこか切ない感じでした。

これから何度も読み返すと思います。そんな作品に出会えてうれしい。

250607

 

 

【感想】マンガ『かしましめし』ミネストローネみそラーメンおいしそう。

『かしましめし』おかざき真里

ご飯が毎回おいしそ過ぎ。

(感想)
とにかく料理が美味しそうな漫画です。ハフハフ言いながら、おいしそうに食べる3人の表情がいいなと思います。

レシピもしっかり載ってるから作ってみたいなあと思ったり。ミネストローネにみそ入れてラーメン作るやつがめっちゃ気になってます。。食べてみたい~。

あと3人それぞれの状況のストーリーもいい感じです。仕事に、恋愛に、なかなかうまく行かないことって、人生あるよね〜。。などと思いつつ読んでます。

250605

【感想】マンガ『天幕のジャードゥーガル』モンゴル帝国の歴史、文化、深面白い~。。

【感想】マンガ『天幕のジャードゥーガル』著:トマトスープ

モンゴル帝国の歴史、文化、いろいろ知れて深面白い

ちょうど今私世界史を勉強してまして、当時のイスラム文化とかモンゴル帝国のこととか、たくさん知ることができて楽しいです。

舞台は13世紀のモンゴル帝国で、イランから奴隷としてモンゴルに連れてこられた少女が、知性や教養を使って生き抜いていく話です。

「ジャードゥーガル」は「魔女」の意味だそう。

物語としては争いがあるから、どうしても悲しかったり、シリアスな場面もあるんだけど。。

それでもそんな中で、この少女シタラがこの先どうなっていくのかな~って興味をそそられる感じです。

絵柄はカワイイ独特な感じ。

あと、ちょいちょいセリフが今っぽかったり、センスあるな~って感じでフフッと笑えるところもありです。

主人公の少女ステラの「何で勉強するのか分からない」っていう問いに対する、ムハンマドぼっちゃんの答えがよかったな。

そこを読んだときに、「あ、このマンガ読み続けよ」って思ったんですよね~。。

歴史好きな方とか、深おもしろいのが好きな方におすすめです。

250604

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2025/5
コミック 5巻発売

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<関連記事>
著者のトマトスープ先生が推している「バットゥータ先生のグルメアンナイト」も面白かった~。

 

 

【感想】マンガ『春はあけぼの殺人事件』コメディ系で歴史もいっぱい。私得で面白かった~。

マンガ『春はあけぼの殺人事件』大和和紀

(感想)
マンガ家の大和和紀さんが好きで、いくつか作品を読んでるんだけど、こないだ買った『春はあけぼの殺人事件』も面白かった。

清少納言が探偵のように活躍して事件を解決する物語で、ちょっとコメディタッチでもあり、歴史史実もたっぷり入ってるという、私得な作品でした。

清少納言のダンナさんの橘則光との軽いやりとりがよかったな。いい関係なんだよね。離婚しちゃうんだけどいい友達みたいな。

あと清少納言がお仕えしていた中宮の定子様とか、かの有名な藤原道長なども出てくるので歴史的にも楽しめた。

たった1話の読み切りなのが残念。
連載で読みたいぐらい。

平安時代の歴史とか言葉とかを調べながら読みました。大和さんのマンガは歴史的に色々と詳しいから、読んでてとっても面白い。

「唐衣(からぎぬ)は一番上に着る衣のことか~。。」とか

「萌黄色(もえぎいろ)ってきみどり色のことなんだー。。」とか。

「伊周(これちか)って誰だっけ・・あ、中宮の定子さんのお兄さんか~」などなど。。

 

そういえば来年2024年の大河ドラマは紫式部で平安時代だ。『あさきゆめみし』読み返さなくちゃ。

衣装がカラフルだといいな~とか、宮殿のセットはどんな感じなんだろう~など、今から映像美が楽しみ。

それまでに藤原家の家系図を覚えておきたいな。。

 

で、マンガの後半は「レディーミツコ」というまた違うお話でした。

明治時代の女性の話で、オーストリアの男性と国際結婚した方の物語。

絵柄はザ・少女漫画!って感じで、懐かしい感じ。話は全体的にちょっとシリアスめ。

これはこれでまた違った趣でよかったです。

230425

 

【感想】マンガ『応天の門』在原業平が渋い・・好き!

マンガ『応天の門』灰原薬

(感想)
めっちゃよかった!
前から気になってたんだけど、買ってみたら大当たり!だった~。

嬉しいな~。。いいマンガに出会えて。。
少しずつ、ゆっくり買いながら読んでいこう~。

とりあえず声を大にして言いたいのは・・

在原業平(ありわらのなりひら)が渋い!カッコイイ・・!好き!

何か憎めない、いい人。
あれは、男女問わずみんなが好きになるね~。

あとなんか絵が全体的に好きー。素敵。。
女性がすごく色っぽい。唇が艶っぽい。

あと、悪いオジサンたちが、それぞれ個性豊かで何かいい味~。。

 

ストーリーも面白い。

在原業平と菅原道真の2人が事件を解決していくんだけど、このコンビの感じがいいなー。

色好み(女好き)な、お茶目なオジサンと、秀才クールな少年て感じで。

 

歴史の勉強にもなる。

藤原良房(よしふさ)が「初の摂政」っていうの、これで覚えられた。

孫が天皇になったけど、まだ小さいから良房が摂政になったんだね。

この孫が清和天皇だな。清和源氏の人だよね。武士の源流になっていくっていう。

そんで良房が養子にした息子の藤原基経(もとつね)が「初の関白」になった人と。

マンガで絵があるとね~歴史って覚えやすいよね~。

しかもこの漫画、キャラが立ってるからさらに覚えやすい。
いいわ~。。

まだ3巻だけどこれからがめっちゃ楽しみ・・。

221120

 

【感想】マンガ『ここは今から倫理です。』たかやなの授業受けたいんですけど。

マンガ『ここは今から倫理です。』

(感想)
とりあえず高柳先生、たかやなが色っぽい。。

もしこんな先生いたら授業に集中できなさそう。。ずっと見とれてしまいそう。。

 

そんで「倫理」の話が面白い。

ムズカシイんだけど・・知りたいというか、知的好奇心を刺激されるというか。。

 

かたーーい何か固形物をガブッと噛んでみたけど、まあ、固くて。。歯が立たなくて。。

でも何か今までに食べたことのない味がしたから、やっぱり気になるから、、ちょっとずつ食べてみたい。。

そんなマンガ。。

 

最近はノート取りながら読んでる。私もたかやなの授業に一緒に出てる気分だよ。。

出てきた哲学者の名前とか思想をノートにメモっておいて、あとで高校の参考書で調べてノートに書き足してる。。

まだほんの一部をのぞいただけなんだろうけど・・倫理って面白いな~と思う。。

 

生きるヒントだね。

210929

 

【感想】マンガ『ヒストリエ』エウメネスの恋はいつも切ない。。

マンガ『ヒストリエ』

(感想)
ヒストリエは何回読んでも面白い。。

エウメネスの恋はいつも切ない。。

エウメネスが、巻を追うにつれて段々少年から青年になっていくのが、何かドキドキする。。かっこいい。。

いつもはゆるいのに、たまにスイッチ入るのが、いい。


しかしヘビの丸呑みに何ページ使うねん。

 

210926

 

【感想】マンガ『ギャラリーフェイク』フジタが好き。

マンガ『ギャラリーフェイク』

(感想)
最近『ギャラリーフェイク』にハマってる。
フジタがとても魅力的。

一匹狼、妥協はしない、アットホームが苦手、なあたり、とてもよい。
でも実は情がある。優しいのがまたいい。

アート、芸術についての深い知識と、社会、政治などが絡んでいて、一話一話が深く濃い。

一話完結なのもいい。
毎回、古今東西あらゆるテーマが広く読めて面白い。教養欲をそそられる。

そして何よりいつもそこに「人間ドラマ」があるのがいい。ジーン、、とすることも多々ある。

日々一生懸命、愚直に「働く人」に焦点が当たるのも好き。。
メットの裏方さんの回とか良かったなあ。

レギュラーメンバーの中では、フェイツィが好き。。美しく艶やかな宝石泥棒。

フジタとの関係性もいい。

馴れ合わない。けれど、認め合ってる。いざという時、本当に危ない時は、お互い助け合う、みたいな。

ルパンとフジコちゃんみたい。

 

あと三田村館長との関係性もいいね。フジタが館長に怒られて、いつも喜んでるのが面白い。

館長が酒飲みなのもいいね。

210125

 

 

【感想】マンガ『メタモルフォーゼの縁側』5巻 物語の最後に向けて切なさが加速していく。。

『メタモルフォーゼの縁側』最終巻5巻

(感想)
すごくよかった。。

切なかった〜。ラストに向けて切なさが加速していって、読みたくない〜、終わりたくない~っていう気持ちになった。

雪さん〜行かないで〜っ。。っていう気持ちになったよね。。

でも何か大げさじゃなくて、さりげないのがまたよかったなあ。。
ジーンとした。。

全体を通して、雪さんのざっくばらん感がすごく好きだったなあ。。

お菓子ホイって投げたり、「貸した本、もしかしたら表現があまり好きじゃないかもしれないです」ってうららちゃんが説明したら、いろいろ察してOKってサインやるとことか。

あとうららちゃんの、色々考えすぎちゃうとこもよく分かるなあ。。って感じで。。

貸した本いまいちやったかなあ、、とかさ。

実写映画化されるそうで、あ、いいかも〜。この物語は実写化向いてそう。
見に行こー。

 

あと、読み終わって、タイトルがめちゃいいことに気付く。。

「メタモルフォーゼ」はうららちゃんの変容でもあり、雪さんの変化でもあり。全ての人が変わっていくことを表してるようにも思う。

それに「縁側」っていうのが、ほっこり雪さんぽい。2人がゆっくりリラックスできる場所。そこで楽しそうに話してるイメージ。。

物語が終わってから気付くこのタイトルの秀逸さよ。。

210113

 

【感想】マンガ『火の鳥』マサトの「未来編」の壮大な話が好き~。望郷編、復活編、異形編も。

『火の鳥』手塚治虫

(感想)
『バーナード嬢曰く』というマンガの一コマで『火の鳥』の何編が好きか話すシーンがTwitterで話題になってまして。。

久々に『火の鳥』を読み返しました。

面白かった・・!!

私は「望郷編」が好きでした。
頭からツノが生えてる種族が、かわいいし素朴で好き。。
コム、いい子だな。。

目と耳がない代わりにその触角で感じるんだけど、「女王様に会うときちゃんとした格好していきなさい」って言われて、「人間ってめんどくさいな」みたいに言うのが面白いなーと思った。

感覚の違い。

人間は目で見ることに重きを置いてるけど、コムは触覚だから。
逆に言うと「その服は手触りが悪いからやめときなさい」って言われてるようなものか。

 

最後、宇宙商人が「欲」を持ち込んで、国がズタボロになっていくのが「ああ・・」ってなる。。

 

あとやっぱり「復活編」かな~。。ロビタの話は深面白い。。

人間とロボット、AIとか。
これを何十年も前に描いてるのが手塚治虫氏ってやっぱスゴイよね。。

 

あーー「未来編」もいいよね~~。
マサトが神になるのが壮大過ぎてクラクラする。

マサトが一人になってからのあたりの話が一番火の鳥っぽい気がする。
生きるって何、命って何的な。。

 

あと何編だったか、平清盛が意外といい人に描かれてるのが面白かった。
だいたい歴史漫画で出てくる時って、悪いイメージだから。

 

あと「異形編」も好きだなー。
妖怪がどんどん来るやつ。時間が何度も繰り返すやつ。。

ということで・・ダメだ一つは選べない。。全部面白かった。

200430

【感想】マンガ『海のオーロラ』エジプト時代のレイとルツの愛の物語が好きだなあ~。。

『海のオーロラ』里中満智子

(どんな話?)
「生まれ変わって愛を貫く」というテーマで、色んな時代、国で展開される物語。ムー大陸、古代エジプト、卑弥呼の頃の日本、ナチ時代のドイツ、未来など。。

(感想)
久々に読んで面白かった~。。

私は最初の古代エジプトの話がやっぱり一番好きかな~。重厚で面白いのよね~。

レイもこのときが一番かっこいいし。知的でクールで。でも情熱は心に秘めていて。。このときのレイとルツの愛の物語が好きです。

エジプト編は歴史的背景も面白いし、物語も愛だけじゃなく男の友情とか、親子愛とか、あと人が持つ信念の強さとか、いろんな人間ドラマが丁寧に描かれてるんだよね。

文庫本だと全6巻。前半4巻までが古代エジプトの話。

そういえばトトメス3世って聞いたことあるよな~。。

 

次に好きなのは、ドイツ編かな。

ちょっと現代に時代が近すぎるし、テーマが重いから読んでて辛いんだけど。。でも、読み応えというか、深い読後感がある。。

どう生きるか、みたいなこと、考えさせられますわ。。

181130

 

 

【感想】マンガ『天上の虹』額田王はいつまでも憧れのお姉さん。読みだしたら止まらない。

『天上の虹』里中満智子

(感想)
『天上の虹』読みだしたら止まらなくなった~。。里中満智子さんの飛鳥時代の歴史マンガ。いやあ~面白いわ~。。

始まりは645年大化の改新の頃の話。「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」とか「白村江(はくすきのえ)の戦い」とか「百済(くだら)」とか、昔歴史の授業で習ったな~ていう名前がどんどん出てくる。。

確か子供の頃に読んでた時、額田王(ぬかたのおおきみ)が好きだったんよね~。。美しくて理知的で憧れのお姉さんって感じで。

今回何十年ぶりに読んで「あーー額田王、覚えてる~~」ってなって懐かしかった。。

今読んでも好きなキャラだったわ。。人の好みってあんまり変わらないんだな~って思った。

181113

 

【感想】マンガ『大奥』8巻。杉下が好きだーー

マンガ『大奥』8巻 よしながふみ

(感想)
大奥、8巻で・・
杉下キター!!

1巻で出てきて1番好きなキャラだったんだけど、ここにきてまた出てきた〜。
うれしー

好きなのよね。。杉下。。
ひょうひょうとして、落ち着いてて、涼しげで。。

なんつーか・・
野心がない?
あらゆることに執着心がない?

このドロドロの大奥絵巻の中の、一服の清涼剤というか・・。
どんどん出世していくし、最後までステキなままなのよ。。

いいよね~。。

130321

 

 

 

 

【感想】マンガ『音楽と漫画と人』一生懸命な人にはきっと響く

『音楽と漫画と人』戸田誠二

(感想)
音楽好きの人や漫画好きな人のショートショートがたくさん。そこに流れるリアルな人間ドラマがいい。

プロをめざしたけれど諦めた人や、プロになってもがいている人。。

色んな立場での、悔しさ、焦り、葛藤、悩み・・そして喜びが、ていねいに描かれている。

音楽好き、マンガ好き、そして今何かを一生懸命やっている人には響く作品だと思う。

130105

【感想】マンガ『涼子さんの言うことには』ソフトで強い女性。憧れるなあ

『涼子さんの言うことには』ヤマザキ マリ

(感想)
『テルマエ・ロマエ』」の作者ヤマザキマリさんの「ルミマヤ姉妹シリーズ」がすごく好きでして。

ルミマヤっていうのは『ルミとマヤとその周辺』というマンガに出てくる姉妹のこと。昭和の北海道を舞台にした2人の姉妹の話。

この妹マヤが、めちゃくちゃかわいくて。。妹気質というか、どうしようもなくて目が離せない感じで・・。

ほんわかあったかくて、少し切ない話が多いんです。

その続編が『涼子さんの言うことには』というマンガ。

こっちはお姉ちゃんのルミにスポットが当たっていて、中学生になったルミがヨーロッパに一人旅に行く(!)という話。

そのルミとマヤのお母さんが涼子さん。バイオリニストでとてもステキな人。一見ほんわか柔らかそうに見えて、とても芯の強い女性。

女手一つでルミとマヤを育てて周りからいろいろ言われるけど、それに負けない強さがあり、娘への愛、バイオリンや音楽への情熱を持っている人。

(確か作者ヤマザキマリさんのお母さんがモデルだったかな?でも実際のお母さんは、もっとパワフルな人だったらしい^^;)

娘のルミとマヤが活躍するところは、ちょっとほろ苦くてひだまりのように暖かい。

そして母の涼子さんの出てくる場面は、その名の通り涼やかな風が吹く。

涼子さんはバイオリンをすごく愛しているんだけど、そこまで情熱をささげられるとものに出会えて、うらやましくも思えるんだよね。。

やわらかくて、そして強い女性。んー憧れるな~。

涼子さんのシーンで印象に残ってるのがあって。

人からあれこれ言われることについて、だいたい人っていうのは自分と違う生き方をする人に慣れるまでに時間がかかるもんだと。でもいつか当たり前と思ってもらえるから粘る。その間は自分の情熱が守ってくれるから、っていうような感じだったと思う。

いいシーンだなと。

 

 

 

【感想】マンガ『3センチメンタル』 じーやんの言葉にじーーんときた。

『3センチメンタル』 板羽 皆
三兄弟のお話。

(感想)
じーやんの「命は元々喜んでる。」っていうセリフがじーーん、、ときた。。

『サムライカアサン』で有名な板羽皆さんの作品はどれも、笑えて、ちょっとほろりとする人間ドラマがていねいに描かれている。

『サムライカアサン』は笑い成分多めで、この『3センチメンタル』は切なさ成分が多めだったかな。。

 

 

【感想】マンガ『課長島耕作』時代を先取り。骨太な人間ドラマ

(感想)マンガ『課長島耕作』弘兼 憲史

最近ハマっているのが『島耕作(しまこうさく)』シリーズ。

サラリーマン島耕作の人生と、戦後の経済についてかなり詳しく書かれてて、よみごたえたっぷりです。

ビジネス書読むより、経済のこと分かりやすくていいんですよね。

アメトークの「島耕作芸人」でも言ってたけど、ちょっと時代をリードしてる感があるんです。中国、インドの話もそうだったし、今の社長編はブラジルだしね。

最初は課長で始まった島さんも、部長、専務、取締役、社長、そしてついに会長にまで出世。

若いころのヤング、主任編まであり、パズルのピースが組み合わさって一つのドラマになるさまは、さながら名作「火の鳥」のようです。。

 

◆光る名脇役たち!

あと個性的な名脇役サラリーマンたちが、がっちり脇を固めるのもいいんです。

私は中沢部長の人柄のよさが好きです。。島耕作をかばって宴会で踊るシーンとか、すん、ごい好き。ジーン・・とします。

島さんまじめだから、そういうおちゃらけできないんですよね~。そういうときかばってくれる上司っていいなあって思います。(ドラマ化されるなら小林稔侍さん希望)

それからやっぱり、光るキャラは、ダメリーマン今野さん。。これがまあ、ほんとどうしようもないイヤな奴で、ダメな人間で、人望もないという。

でも現実だと、島耕作みたいなスーパーかっこいいサラリーマンより、こういう今野さんみたいなダメな感じの人の方が多いのかな・・と思ったりも。

悪役が光るドラマはおもしろいっ。

 

◆いいこと言うなあ

「ヤング編」か「ヤング主任編」だったかで、まじめな同期に相談されたときの、島耕作のセリフがよかったです。

「人生は半分は自分でどうにかできるが、半分は自分でどうにもできない。それならそういうもんだと思う方がいいんじゃないか。」

みたいな。

人生の半分のできることを一生懸命やって、残り半分のできないことは、ある意味天に任せるみたいな感じですかね。いいなと思いました。

で、島さん、最後にはついに、会長になっちゃった。
100128

(追記)
250513
令和の今もまだ続いてて、今は相談役、社外取締役になっている。。すごい。。