【感想】マンガ『応天の門』在原業平が渋い・・好き!

マンガ『応天の門』灰原薬

(感想)
めっちゃよかった!
前から気になってたんだけど、買ってみたら大当たり!だった~。

嬉しいな~。。いいマンガに出会えて。。
少しずつ、ゆっくり買いながら読んでいこう~。

とりあえず声を大にして言いたいのは・・

在原業平(ありわらのなりひら)が渋い!カッコイイ・・!好き!

何か憎めない、いい人。
あれは、男女問わずみんなが好きになるね~。

あとなんか絵が全体的に好きー。素敵。。
女性がすごく色っぽい。唇が艶っぽい。

あと、悪いオジサンたちが、それぞれ個性豊かで何かいい味~。。

 

ストーリーも面白い。

在原業平と菅原道真の2人が事件を解決していくんだけど、このコンビの感じがいいなー。

色好み(女好き)な、お茶目なオジサンと、秀才クールな少年て感じで。

 

歴史の勉強にもなる。

藤原良房(よしふさ)が「初の摂政」っていうの、これで覚えられた。

孫が天皇になったけど、まだ小さいから良房が摂政になったんだね。

この孫が清和天皇だな。清和源氏の人だよね。武士の源流になっていくっていう。

そんで良房が養子にした息子の藤原基経(もとつね)が「初の関白」になった人と。

マンガで絵があるとね~歴史って覚えやすいよね~。

しかもこの漫画、キャラが立ってるからさらに覚えやすい。
いいわ~。。

まだ3巻だけどこれからがめっちゃ楽しみ・・。

221120

 

【感想】マンガ『信長の忍び』ゆるかわ時々グッとくる。

マンガ『信長の忍び』

(感想)
最近歴史ものが好きで・・ハマってるのが『信長の忍び』。

基本四コマのギャグ漫画で笑える感じなんだけど、たまにグッと泣けるシーンもある。。いいんだよね。。

歴史の勉強にもなるし、人間ドラマも丁寧に描かれてて、登場人物がみんないい人。カワイイ。

信長と家臣の絆がいい。好き。チームワークいいな~って思う。忠誠心がアツい。信長も優しいし、かっこいい。

忍びの千鳥ちゃんの信長に対する思いも、忠誠心、尊敬、プラス少し恋のような。。微妙な感じがまたいい。

比叡山焼き討ちのところは泣ける。。

戦国時代だから下剋上とか裏切りとかで殺伐となりそうなんだけど、なんか全体的にゆるっとしてて、でも締めるところは締めて。バランスがすごくいい感じ。

ちゃんと史実に基づいてるから、歴史のこと知れるのも面白い。

信長に関してはこのマンガでだいぶ詳しくなった。

今最新刊が18巻まで出てるけど、この先の本能寺が読みたいような読みたくないような。。

みんな仲いいから想像したくない。。

あんなに信長様のことが好きな千鳥ちゃんはどうなるの・・?どれほどの絶望になるのか・・。。

帰蝶はどうなるの?って考えるとつらー。。

 

211019

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(追記)
『信長の忍び』22巻 2025/01/29発売

 

【ネタバレ感想】マンガ『かくかくしかじか』深く心地よい読後感。。

マンガ『かくかくしかじか』東村アキコ

(あらすじ)
マンガ家・東村アキコさんの自叙伝エッセイコミック。恩師の先生との物語。

笑えるし、じんわりする。。
いい話。。

(ネタバレ感想)
久々に読み返した『かくかくしかじか』。
はあ、、よかったあ。。
胸に迫るものがあった。。

先生の、竹刀でど突きながらのスパルタ絵画教室は笑っちゃうし、とにかく真っ直ぐな人、、って感じで、背筋が伸びる思いだった。。

アキコが漫画家になるまでも面白いし、漫画家になってからの修羅場ストーリーも面白いんだよな〜。

好きだったのは、アキコが受験落ちた時に、瓶ビール飲ませてくれたとこ。何かあのシーンいいなあ。。好きだわ。

あと、絵が描けなくなった時に、先生が家まで来てくれて、スパルタが久々に炸裂したところ。

笑いながらも、ジーンとしちゃった。。

あと、焼酎置いて帰ったの、切なかったな〜。。

でも、アキコの気持ちも分かるんだよなあ。

あの年頃って、何か衝突するもんね。。
自分も父親とのこと思い出して、ちょっと切なくなってしまった〜〜。

そして何よりも一番良かったのは、やっぱり今ちゃんが最後に語ったシーンだなあ。。うう。。

【感想】マンガ『メタモルフォーゼの縁側』5巻 物語の最後に向けて切なさが加速していく。。

『メタモルフォーゼの縁側』最終巻5巻

(感想)
すごくよかった。。

切なかった〜。ラストに向けて切なさが加速していって、読みたくない〜、終わりたくない~っていう気持ちになった。

雪さん〜行かないで〜っ。。っていう気持ちになったよね。。

でも何か大げさじゃなくて、さりげないのがまたよかったなあ。。
ジーンとした。。

全体を通して、雪さんのざっくばらん感がすごく好きだったなあ。。

お菓子ホイって投げたり、「貸した本、もしかしたら表現があまり好きじゃないかもしれないです」ってうららちゃんが説明したら、いろいろ察してOKってサインやるとことか。

あとうららちゃんの、色々考えすぎちゃうとこもよく分かるなあ。。って感じで。。

貸した本いまいちやったかなあ、、とかさ。

実写映画化されるそうで、あ、いいかも〜。この物語は実写化向いてそう。
見に行こー。

 

あと、読み終わって、タイトルがめちゃいいことに気付く。。

「メタモルフォーゼ」はうららちゃんの変容でもあり、雪さんの変化でもあり。全ての人が変わっていくことを表してるようにも思う。

それに「縁側」っていうのが、ほっこり雪さんぽい。2人がゆっくりリラックスできる場所。そこで楽しそうに話してるイメージ。。

物語が終わってから気付くこのタイトルの秀逸さよ。。

210113

 

【ネタバレ感想】マンガ『岳(がく)』。ダメだ、これは泣く。

マンガ『岳(がく)』石塚真一

(ネタバレ感想)
今日は「岳」読んで泣いてます。。

1つ1つの人間ドラマがいいんだよねえ。。
読んでるうちに引き込まれて涙がじわーっと。。

山岳救助の物語なんだけど、主人公の三歩(さんぽ)は遭難した人を責めないのがいいなと思う。

「また山に来てね」って言うんだよね。

それだけ山を愛していて、そして山に来る人を愛しているんだなあと思う。

 

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【感想】マンガ『音楽と漫画と人』一生懸命な人にはきっと響く

『音楽と漫画と人』戸田誠二

(感想)
音楽好きの人や漫画好きな人のショートショートがたくさん。そこに流れるリアルな人間ドラマがいい。

プロをめざしたけれど諦めた人や、プロになってもがいている人。。

色んな立場での、悔しさ、焦り、葛藤、悩み・・そして喜びが、ていねいに描かれている。

音楽好き、マンガ好き、そして今何かを一生懸命やっている人には響く作品だと思う。

130105

【ネタバレ感想】マンガ『オレの宇宙はまだまだ遠い』名作。。ほのぼのして、ジーンとなる。。

マンガ『オレの宇宙はまだまだ遠い』益田ミリ

(ネタバレ感想)
『すーちゃん』シリーズとか『週末、森で』などの益田ミリさんが好きで、新刊が出るたび追いかけてるんだけど、また一つ益田さんワールド全開の素敵な作品に出会えた。

それがこれ、『オレの宇宙はまだまだ遠い』。(※タイトル改題で、現在は『世界は終わらない』になってるみたい)

これまで益田ミリさんといえば、アラフォー女子の共感話が多かったので、今回のような男性目線のお話はめずらしいな~と思ったんだけど・・これがすごくよかった。。

私の中で益田ミリさん作品中No1に踊り出たかも。。

本屋で働く「ちょっといい人」土田君(32)が主人公。この土田君がほんといい味を出してるというか、不器用で、つい「がんばれ~」と応援したくなる愛すべきキャラ。

土田君の何でもない日常と、ときおりぐっとくることが起こる。
ほのぼのしてて、胸がじわ~・・となる。

ハートフルな夜を過ごしたいときに読みたくなる。

(以下ネタバレあり)

 

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【ネタバレ感想】マンガ『俺はまだ本気出してないだけ』中村パーソンの行方が気になる。。

『俺はまだ本気出してないだけ』青野春秋

(ネタバレ感想)
『俺はまだ本気出してないだけ』を、久々に一気読み。

好きなんですよね。このマンガ。

大黒シズオ、いや、中村パーソンが、なんか安心できる、ダメっぷりって感じで。。^^;

40才過ぎて漫画家を目指し始めるおっちゃんの話なんだけど、笑えるし、それでいて、ところどころイイ話が挟まれるのだ。

シズオのお父さんも好きなんです。
シズオがあまりにだめなので、情けなくてだーって泣いちゃうのが。

シズオのバイト先の若い子が、人殴ってバイトやめちゃったときに、お父さんがそのバイト君に「ダメだな・・。でもダメじゃない人は見たことない。」っていうところも好きです。

あとお母さんのシーンは、毎回泣いちゃいます。。
「ごはんづくってくれたあ・・」
うぅ。・゜・(ノД`)・゜・。

120508

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※(追記)

ついに最終巻、5巻出ましたね~。
パン屋さんの話、またグッときて泣いちゃいました(/ _ ; )

映画化もされるそうで・・。

大黒シズオが、堤真一かあ~・・。
うーん。かっこよすぎるなあ~。

なんかもっとだめっぽい人・・。
蛭子さんとか?

いや・・なんか
もっとクマっぽいおじさんの役者さんとか。。

ハマり役の人探せば、いそうだけどなあー。

全巻買いでも5巻なので大人買いしても大丈夫。

120930

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わ。映画もうDVDになってるんだー。
あれ、堤さん、結構いー感じでダメ感出てるかも~。

いいじゃん。

 

 

【感想】マンガ『すーちゃん』働き女子の本音とモヤモヤに共感

『すーちゃん』益田 ミリ

(感想)
すーちゃんが「自分探しって何だよ。。」って言う場面がよかったな。。

女子の、いろいろもやもや、本音がいっぱい。。特にこのシーンはなんか、クル・・(/ _ ; )

益田ミリさんは、びみょーな女子同士の人間関係を描くのがすごくうまいな~と思う。よくぞゆーてくれました的な。そうそうって共感しまくり。。

「自分が嫌で、変わりたい」と思ってたすーちゃんだけど、最後には「自分を変えるんじゃなくて、新しい自分を増やしていくって考えるといいのかも・・」となる。

これすごくいいな、と思った。

あと、夜にごちゃごちゃ考えてしまったとき「今、お風呂に入るのは正しいことだ」っていうのもよかったな。。

ときどき使わせてもらってる^^

ついぐるぐる考えちゃう夜にはいいね。。

120213

 

<関連記事>

益田ミリさんの作品で、『オレの宇宙はまだまだ遠い』も好き。。本屋で働くちょっといい人土田君(32)の日常。

 

 

【ネタバレ感想】マンガ『さよならもいわずに』今日を大切にしようと心から思える作品

マンガ『さよならもいわずに』上野顕太郎
(あらすじ)
突然最愛の奥さんを亡くしてしまったたマンガ家の悲しみを描いた実話。

(ネタバレ感想)
本屋で表紙を見たときから、たぶんいい作品だと思ってたのだけど、きっとつらそうだから読むのを少し避けていた。

でも「このマンガがすごい」に載っていてやっぱり読みたくなり、買った。

勘は当たっていた。いや、予想以上にすばらしい作品だった。読んだあと胸がいっぱいになってしまい余韻がしばらく残っていた。

だんなが帰ってきたときに「ん?どうした?」って言ったくらい、なんだか本当に胸にきていた。今のだんなとの生活を本当に大切にしようと心から思った。「ただいま」「おかえり」が言える幸せを忘れちゃいけないと。

途中何度も泣いてしまった。胸にせまってくるシーンがいくつもあった。たぶんこの作品はこれから何度も何度も読み返すことになるだろう。そして読むたびに、日々の幸せを確認していくような気がする。

こういう作品に出会ったときに本当によかったな、と思う。ぐっときたシーンはたくさんある。

(以下ネタバレあり)

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【ネタバレ感想】マンガ『特上カバチ!!』頑固なおじいちゃんモノに弱い。。

『特上カバチ!!』ネタバレ感想。

『ナニワ金融道』は町金の話だからドロドロヒリヒリだけど、『カバチタレ』はもう少しソフトで人情よりな感じがする。行政書士の話で、絵もまだ少し柔らかいし、何より事務所のメンバーが仲がいいのが好きだ。でもどっちも好きでおもしろい。

(以下ネタバレあり)

『カバチタレ』で私が毎回泣いてしまう話は、『特上カバチ!!』1314。おじいちゃんが酒屋の商売を続けたいけれど、ちょっと物忘れが多くなってきて、息子夫婦がもうやめさせたいっていう話。(こういうちょっと頑固なおじいちゃんモノに弱い。。)

でもそのおじいちゃんにとっては人生をかけてきた店だから、年を取ったからってそう簡単にやめたくない。。必死でふんばる。

だけど、やっぱりうまくいかないこともいっぱいあって、携帯ショップでさんざんややこしいこと言われて、よく分からなくて、何とか契約できたのに買ったばかりの携帯をどぶに落としてしまうという。。

もうね、だめ。。いっつもここでぼろぼろ泣いてしまうのよ。。うまく行かんことあるよな~・・何か裏目裏目に出ることって~・・って感じで。。

で、さんざん息子夫婦と衝突してしまうんだよね。。意地の張り合いみたいになっちゃって。。

で、結局そのあとおじいちゃんは亡くなってしまう。。

最後におじいちゃんが亡くなったあとに出てきた遺言の中に「自分と似てるから衝突することが多かったけれど、自慢の息子。」っていうのがあって、もうダーッと、いつもここで涙腺が崩壊状態に(; ;)・・。

けんかすることも多かったけど、「自慢の息子だ」って思ってたんだね。。そっか、そっかー。うう。。泣くー。

101117

 

【ネタバレ感想】マンガ『ナニワ金融道』毎回泣いてしまうシーンがある。

マンガ『ナニワ金融道』青木 雄二
ネタバレ感想。

『ナニワ金融道』から『カバチタレ』へと青木シリーズを読み返している。ナニワの方はマチ金の話だけあって、痛いことが多い。ドロドロ。ヒリヒリ。

「ナニワ金融道」で読むたび毎回泣いてしまうところがある。(文庫本の2巻)

灰原君がダイヤルQ2の商売を思いついて、ある社長に持ちかけたら、最初は商売がうまくいく。。毎月何十万も売上が出てもう社長が喜んじゃって・・。

灰原君たちを接待するんだけど、接待するのも5年ぶり。夫婦で服も新調しちゃって・・すごくうれしそうなんだけど、実はその商売には穴があって、、続かないことが分かる。灰原くんは、喜んでいる社長にそれを告げなくてはいけない。

灰原君は土下座して「夜逃げしてほしい」と謝る。すると社長は、灰原君を責めもせずに「自分がこの話にのったんやから、自分のせいだ。今日は最後まで接待させてくれ」と言う。。

ぅぅー。。ここが読むたび泣けるんですわ。。なんか琴線に触れるんだなああ。

社長、人間ができてるというか、、ふつう灰原君を責めると思うけど、それをしないのがすごいな~と思って。。ちゃんと「自分の責任だから」っていうところが、すごいと思う。

あと、カバチタレにも毎回泣いてしまうシーンがある・・。