【ネタバレ感想】マンガ『チェーザレ』 美しく重厚な物語だった。。

マンガ『チェーザレ~破壊の創造者』惣領冬実(そうりょうふゆみ)

レオナルド・ダ・ヴィンチが惹かれ、マキァヴェッリが理想とした伝説の英雄、チェーザレ・ボルジアの物語[公式]

(ネタバレ感想)
美しく、重厚な物語だったな。。
全体的にゆったりと時間が流れていた。

大海原を行く、優雅な船旅のような。。
美しく、荘厳な音楽を聴いているような。。

キャラはミゲルが好きだったな。
キリッとした切れ長の目がいい。カッコイイ。性格もクールで何か好きだったわ。

チェーザレとの関係性も好き。主君を守る最高の家臣で。

憎まれ口叩くけど、それはチェーザレが望むからやってるだけって言ってたし、心ではめちゃ忠誠心というか、ちゃんと心から仕える感じなんだろなというのもあって。

ミゲル自身、チェーザレから離れられないとも言ってたし、、2人の間柄が好きだった。

チェーザレがミゲルに黙って一人で敵と対峙しにいったときに、ミゲルはすごく怒った。

あれは「自分たちのことも考えてくれ」みたいに言葉の上では言ってたけど、本当は「心配した!!もうううう!!!」が怒りに変換されたんだと思う。

チェーザレがミゲルに「自分にはうやうやしくせずフランクに接してくれ」みたいに言ったのは、読んでる時は、チェーザレはただ堅苦しいのがキライなのかなと思ってたけど・・今思うと本当はミゲルと友達になりたかったんじゃないのかなと。

けど立場上それは難しい。だからせめて表面上だけでも友達みたいにフランクに接してほしいって望んだのかな、なんて。もしそうだとすると切ないな。。うう。。

そうだわ。ミサのあと、そうだったもんな。聖職者になるからミゲルとも今まで通りってわけにはいかなくなるっていうとき、すごく寂しそうだった…。あのシーンはすごく印象的ですごく心に残ってる。

うう。チェーザレの心の内を思うと辛くなってきた。。

お祭りもすごく楽しそうだったし。。チェーザレが強く明るくするほど、どこか切なく感じる。。

 

アンジェロはずっと優しくて癒やしだった。しかもそんなアンジェロがズバッと核心を突くようなことを言うのが好きだったなー。

 

歴史が学べるのもめっちゃよかった。

ルネサンス時代のイタリア、中世から近世へ移り変わるヨーロッパの空気感、息吹みたいなものを感じた。

ダヴィンチとかコロンブスとか世界史的に有名な人がいっぱい出てきて、あ、そっか、この人たち同時代か〜とか。

あとイタリアの地名とか、位置関係がだいたい分かったのもいい感じ。

フィレンツェとピサは近くて、ピサは海の方にあるんだな~とか。そっか、ローマはもうちょい下で、ナポリは南かとか。だいぶ頭に入った。

何度も読み返したい作品に出会えてうれしい。

 

250518

 

 

【感想】マンガ『天幕のジャードゥーガル』歴史、文化、いろいろ知れて深面白い~。。

マンガ『天幕のジャードゥーガル』著:トマトスープ

(あらすじ)13世紀モンゴル帝国。イランから奴隷としてモンゴルに連れてこられた少女が知性や教養を使って生き抜いていく話。「ジャードゥーガル」は「魔女」の意味。

モンゴル帝国の歴史、文化、いろいろ知れて深面白い~

(感想)
いやあ、面白い。。ちょうど今世界史を勉強してて、モンゴル帝国もやったところだから、その時代のことたくさん知ることができて楽しい。

当時のイスラム文化とかモンゴル帝国のこととか、歴史のことがたくさん描かれてるから勉強になる~。

物語としては争いもあるから悲しいこともあるし、シリアスな場面もあるんだけど、、その中でこの少女がどうなっていくのかな~・・と興味をそそられる。

絵柄はカワイイ独特な感じ。

あと、ちょいちょいセリフが今っぽかったり、センスあるな~って感じでフフッと笑えるところも。

 

主人公の少女ステラの「何で勉強するのか」っていう問いに対して、ムハンマドぼっちゃんの答えが秀逸だな~と思った。

そこを読んだときに、「あ、このマンガ読み続けよ」って思ったんだよね。

250509

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2025/5
コミック 5巻発売

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<関連記事>
著者のトマトスープ先生が推している「バットゥータ先生のグルメ・・」も面白かった~。

 

 

【感想】マンガ『バットゥータ先生のグルメアンナイト』ほのぼのかと思いきや結構ビター。

『バットゥータ先生のグルメアンナイト』著者:亀
全3巻

(あらすじ)
14Cモロッコの法学者イヴン=バットゥータ先生が奴隷のリタと世界を旅する話。旅先でいろんな人に会ったりトラブルにあったり、そのたびに2人はいろんなことを思う。

ほのぼの旅行記なのかと思いきや、ピリッとネガティブな側面もあり。面白かった~。

(感想)
このマンガは『天幕のジャードゥーガル』に挟まってた広告で知って、トマトスープさんが推してたので読んでみたら、いや、そりゃ間違いない、おもしろかった。

まずバットゥータ先生が終始かわいい。

それで、ゆるっとほのぼの旅マンガなのかな~と思いきや、たまにネガティブな感じにピリッと踏み込んでる部分もあって、、奴隷とか考え方とか、、「おっ、これは」とちょっと身を乗り出して読んだ感じ。

そうか。ビターな苦みを、ゆるかわの甘みでコーティングしてたのね。

いい人だと思ってたのに、あれ、何か急にそんな感じに??みたいな展開とか。

深おもしろかった。3巻で終わりだなんて残念。

14Cのイスラム圏のことなんて全然知らない世界だから、へえー、へえー、の連続で興味深かった。夜の砂漠のラクダ旅なんて、それこそ子供の頃読んだアラビアンナイトの世界みたい。

600年の時を超えて、2人と一緒に旅してる気分になった。

ちょうど今世界史の勉強してるから、ウラマーが学者で、マムルークが奴隷兵隊で、っていう語句が出てきてうれしかった。「おー、こないだやったとこだ〜」みたいな。

・イスラム歴史知れて楽しい
・バットゥータ先生がかわいい。
・人間ドラマも深おもしろかった。

250514

【ネタバレ感想】マンガ『創世のタイガ』生きるのに迷わないのはいいのかも。

『創世のタイガ』森恒二

(あらすじ)大学生7人がタイムスリップして原始時代に行ってしまう話。混乱しながらも、みんなで知恵を出し合って、必死で生き延びるサバイバルもの。

ハラハラする~。
でも太古の大きい動物、私も見てみたいな~。

(ネタバレ感想)
主人公のタイガは現実社会では何にも熱中できずに、ぼんやり生きてる感じなんだけど、原始時代に行ったら一番適応してて、狩りしたり戦ったりして「生きる実感」をヒシヒシ感じてる・・っていうのが面白いなーと思った。

そういうことあるかもね。。現代だったら仕事とか何やっていいか分からない・・ってなるけど、原始時代なら今日の寝床探すのに忙しくて、迷ってるヒマなんかないもんね。。

やることがクリアというか。とにかく生き延びる、食べる、寝る、みたいな。

 

あと大昔のでっかい動物が出てくるのコワいけど、自分も見てみたいな~って思った。遠くの方からこっそりと・・。

 

7巻ぐらいから人間ドラマも深くなってきてグッと面白くなった感じ。。

「やりたいこと探す」とかじゃなくて「できること探してやろう」っていうのが耳が痛かった。

「やりたいこと探し」してる自分には下手な自己啓発書より響いたよね~。。「そうだ。今できることやろう」って思ったわ。

7人もキャラがいたらそれぞれタイプがあるのが面白い。

受け入れられないような非常事態のとき、自分だったらどうするだろうな~とか、自分はどのタイプだろうな~とか思いながら読んだりして。

『創世のタイガ』
・ドキドキハラハラが楽しめる
・自分だったらどうするかな~どのタイプかな~っていうのも考える
・原始時代の歴史の勉強になる

250510


2025/3/28
コミック13巻発売

 

 

【ネタバレ感想】マンガ『パリピ孔明』ゆるたので三国志ネタも楽しい。

マンガ『パリピ孔明(こうめい)』
原作:四葉夕卜(よつばゆうと) マンガ:小川亮(おがわりょう)

どんな話?→中国の「三国志」時代の天才軍師、諸葛孔明(しょかつこうめい)が、現在に転生してくる話。歌手を目指す女の子EIKOと出会って、彼女の歌に感動し、もっと世に広めたいと、軍師の力でプロデュースしていくストーリー。

かるーく、ゆるーく読めて、楽しい。
三国志ネタも音楽の話も面白い。

(ネタバレ感想)
全体にかるーい感じだから、気負いなく、ゆるーく読めていいかなと思う。

諸葛孔明の現代への転生モノだから、最初はそこのドタバタで面白い感じなのかなーって思ってたんだけど、音楽の方の話自体も面白くなってきた。

歌手をめざすEIKOの音楽業界の話とか、だんだん売れていったり、邪魔されたり、でも歌の力でうまくいったりだとか。どんどん先が読みたくなっていく感じ。

「あるある・・」って思ったのは、孔明がEIKOのライバルの歌を聴いたときに、確かにうまいけど・・心に響かないって感じで、そういうことあるよな~と共感してしまった。歌って、単なるうまさじゃない、心に響くかどうかだよね~って。。

あと「三国志」ネタもいっぱい出てくるから、三国志好きな人にもいいと思うし、でも三国志知らなくても全然楽しめる。

私も最近歴史に興味出てきたとこだから、フフッて分かるとこもあるけど、まだまだ分かんないネタもいっぱいあるって感じです。

『パリピ孔明』
・ラクーにかる~く読めてイイ感じ
・『三国志』のこともいっぱい知れて楽しい
・音楽の話もおもしろい

250506

【ネタバレ感想】マンガ『ゴールデンカムイ』土方さんがただひたすらカッコよかった。。

マンガ『ゴールデンカムイ』
(ネタバレ感想)

 

『ゴールデンカムイ』26巻

土方さーーーん
好きーー。
男子の向こう傷
かんたろうのキラキラした「はいっ」分かるぅー。

刀が似合うよねホント。。
土方さんて刀そのものみたいな人だよな。と思う。

牛山さーん、ホントに踏んづけてくれたー。
俺には観音様なんだよ、のとこ、かっこいい!


『ゴールデンカムイ』31巻

全31巻、ついに読み終えた。。
はあ。。よかった。。

長い旅が終わってしまったのは少し寂しいけど・・またここから新しい旅が始まるんだな。

 

推しの土方さん死んじゃったーー。ううーーツラー。
切ないよーー。

覚悟はしてたけど、、生きててほしかったなー。。

しかしこのマンガの「新選組・土方さんが実は生きてた」っていう設定自体が優勝してるよね。

すばらしかった。。

その設定が物語を通してずっとワクワクさせてくれた。

いやあ、しっかし土方さんは、最初から最後までカッコよかったなーーー。

夏太郎(かんたろう)がキューンってなってついていくの分かるよー。
私も同じ気持ちだよー。

最後、夏太郎が自分の額の傷を人に見せながら「土方さんに、男子の向こう傷だって言われたー」って自慢してたのがすごいよかったな。。

ウン、ウン、分かるよ。。自慢したいよな。。よかったね。。

 

私が好きなとこは、、

尾形と銃撃戦やりあってたとき、土方さんが相手の方に一人で突っ込んでいってバッサバッサ切ってたとこ。。

あれ、カッコよかったーー。

みんなに指示出しながら、一気にまとめて、しかも自分が突っ込んでいくって、何それ、かっこよすぎーー。

そりゃ夏太郎も心撃ち抜かれるわー。

 

きっと若かりし新選組時代もそうやってたんだろうなー、、

そんで心撃ち抜かれた若者がたくさん付いていってたんだろうな~・・と容易に想像が付く。。

 

あと、銀行の壁ぶっこわして、兼定取り返したとこもシビレタよねーー。
まー、刀が似合う似合う。

銃もいいんだけど、やっぱ刀だな。

土方さん自身が刀みたいな人だなと思う。
美しく、強い。

あと好きなのが、そんな大事な刀、兼定でチタタプやってあげてたとこー。。

やっさしー。。

チカパシひざに乗せてあげてるし。
癒しーー。

永倉さんが汗かいて、ひえー・・って感じで見てたのが笑った。

 

231105

 

【ネタバレ感想】漫画『だんドーン』1巻 面白かったー。好きな感じー。ゆる・シリアスのバランスよき。

『だんドーン』1巻 泰三子(やす みこ)

警察マンガ『ハコヅメ』の作者さんの幕末歴史モノ。

(ネタバレ感想)
面白かったー。好きな感じー。
これはこれからタノシミ。

笑いとシリアスの塩梅がちょーどいい感じ。
歴史も勉強になるし。

笑いがいちいちツボだったわ。。

西郷さんの目が黒目が多くて馬みたいで怖いとか。
「密命の声量」とか。

フフっ・・てなった。

歴史ものなのに、めちゃ現代風なとこがよかった。

南紀派VS一橋派っていう将軍のあとつぎ問題を「おっちゃんたちの推しの戦い」みたいに言ってくれるから、分かりやすかったし。

二重スパイになるよう説得するとこも笑ったな~。

231102

【感想】マンガ『春はあけぼの殺人事件』コメディ系で歴史もいっぱい。私得で面白かった~。

マンガ『春はあけぼの殺人事件』大和和紀

(感想)
マンガ家の大和和紀さんが好きで、いくつか作品を読んでるんだけど、こないだ買った『春はあけぼの殺人事件』も面白かった。

清少納言が探偵のように活躍して事件を解決する物語で、ちょっとコメディタッチでもあり、歴史史実もたっぷり入ってるという、私得な作品でした。

清少納言のダンナさんの橘則光との軽いやりとりがよかったな。いい関係なんだよね。離婚しちゃうんだけどいい友達みたいな。

あと清少納言がお仕えしていた中宮の定子様とか、かの有名な藤原道長なども出てくるので歴史的にも楽しめた。

たった1話の読み切りなのが残念。
連載で読みたいぐらい。

平安時代の歴史とか言葉とかを調べながら読みました。大和さんのマンガは歴史的に色々と詳しいから、読んでてとっても面白い。

「唐衣(からぎぬ)は一番上に着る衣のことか~。。」とか

「萌黄色(もえぎいろ)ってきみどり色のことなんだー。。」とか。

「伊周(これちか)って誰だっけ・・あ、中宮の定子さんのお兄さんか~」などなど。。

 

そういえば来年2024年の大河ドラマは紫式部で平安時代だ。『あさきゆめみし』読み返さなくちゃ。

衣装がカラフルだといいな~とか、宮殿のセットはどんな感じなんだろう~など、今から映像美が楽しみ。

それまでに藤原家の家系図を覚えておきたいな。。

 

で、マンガの後半は「レディーミツコ」というまた違うお話でした。

明治時代の女性の話で、オーストリアの男性と国際結婚した方の物語。

絵柄はザ・少女漫画!って感じで、懐かしい感じ。話は全体的にちょっとシリアスめ。

これはこれでまた違った趣でよかったです。

230425

 

【感想】『漫画版 徳川家康』文学的表現が美しいな~と思う。

『漫画版 徳川家康』横山光輝

(感想)
面白かった。家康のことが詳しく知れてよかった。

横山光輝さんの絵がかわいらしくて好きなので、読みやすかった。ふりがなを打ってくれてるのでありがたい。

丁寧に家康の物語を紡いでくれている感じがした。大河ドラマ『どうする家康』を見ながら比べて読んでみたい。

大切に手元に置いて、これからも何度も読み返すだろうなと思う。

家康がよく家臣に怒られたりしているのが笑っちゃった。家康にはそれを許す度量の広さがあったのかな~とも思ったり。。

あと、文学的な表現が時々出てくるのがよかったな~。

始めはお大を警戒していた広忠が、ついに心を許して一夜を共にするときの一文

「春陽(しゅんよう)はついに花を抱くらしい」

何か渋いよね。。表現が。
麗しくて、美しいな、、と思った。

230126

 

【感想】マンガ『応天の門』在原業平が渋い・・好き!

マンガ『応天の門』灰原薬

(感想)
めっちゃよかった!
前から気になってたんだけど、買ってみたら大当たり!だった~。

嬉しいな~。。いいマンガに出会えて。。
少しずつ、ゆっくり買いながら読んでいこう~。

とりあえず声を大にして言いたいのは・・

在原業平(ありわらのなりひら)が渋い!カッコイイ・・!好き!

何か憎めない、いい人。
あれは、男女問わずみんなが好きになるね~。

あとなんか絵が全体的に好きー。素敵。。
女性がすごく色っぽい。唇が艶っぽい。

あと、悪いオジサンたちが、それぞれ個性豊かで何かいい味~。。

 

ストーリーも面白い。

在原業平と菅原道真の2人が事件を解決していくんだけど、このコンビの感じがいいなー。

色好み(女好き)な、お茶目なオジサンと、秀才クールな少年て感じで。

 

歴史の勉強にもなる。

藤原良房(よしふさ)が「初の摂政」っていうの、これで覚えられた。

孫が天皇になったけど、まだ小さいから良房が摂政になったんだね。

この孫が清和天皇だな。清和源氏の人だよね。武士の源流になっていくっていう。

そんで良房が養子にした息子の藤原基経(もとつね)が「初の関白」になった人と。

マンガで絵があるとね~歴史って覚えやすいよね~。

しかもこの漫画、キャラが立ってるからさらに覚えやすい。
いいわ~。。

まだ3巻だけどこれからがめっちゃ楽しみ・・。

221120

 

【感想】マンガ『信長の忍び』ゆるかわ時々グッとくる。

マンガ『信長の忍び』

(感想)
最近歴史ものが好きで・・ハマってるのが『信長の忍び』。

基本四コマのギャグ漫画で笑える感じなんだけど、たまにグッと泣けるシーンもある。。いいんだよね。。

歴史の勉強にもなるし、人間ドラマも丁寧に描かれてて、登場人物がみんないい人。カワイイ。

信長と家臣の絆がいい。好き。チームワークいいな~って思う。忠誠心がアツい。信長も優しいし、かっこいい。

忍びの千鳥ちゃんの信長に対する思いも、忠誠心、尊敬、プラス少し恋のような。。微妙な感じがまたいい。

比叡山焼き討ちのところは泣ける。。

戦国時代だから下剋上とか裏切りとかで殺伐となりそうなんだけど、なんか全体的にゆるっとしてて、でも締めるところは締めて。バランスがすごくいい感じ。

ちゃんと史実に基づいてるから、歴史のこと知れるのも面白い。

信長に関してはこのマンガでだいぶ詳しくなった。

今最新刊が18巻まで出てるけど、この先の本能寺が読みたいような読みたくないような。。

みんな仲いいから想像したくない。。

あんなに信長様のことが好きな千鳥ちゃんはどうなるの・・?どれほどの絶望になるのか・・。。

帰蝶はどうなるの?って考えるとつらー。。

 

211019

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(追記)
『信長の忍び』22巻 2025/01/29発売

 

【感想】マンガ『ヒストリエ』エウメネスの恋はいつも切ない。。

マンガ『ヒストリエ』

(感想)
ヒストリエは何回読んでも面白い。。

エウメネスの恋はいつも切ない。。

エウメネスが、巻を追うにつれて段々少年から青年になっていくのが、何かドキドキする。。かっこいい。。

いつもはゆるいのに、たまにスイッチ入るのが、いい。


しかしヘビの丸呑みに何ページ使うねん。

 

210926

 

【感想】マンガ『ギャラリーフェイク』フジタが好き。

マンガ『ギャラリーフェイク』

(感想)
最近『ギャラリーフェイク』にハマってる。
フジタがとても魅力的。

一匹狼、妥協はしない、アットホームが苦手、なあたり、とてもよい。
でも実は情がある。優しいのがまたいい。

アート、芸術についての深い知識と、社会、政治などが絡んでいて、一話一話が深く濃い。

一話完結なのもいい。
毎回、古今東西あらゆるテーマが広く読めて面白い。教養欲をそそられる。

そして何よりいつもそこに「人間ドラマ」があるのがいい。ジーン、、とすることも多々ある。

日々一生懸命、愚直に「働く人」に焦点が当たるのも好き。。
メットの裏方さんの回とか良かったなあ。

レギュラーメンバーの中では、フェイツィが好き。。美しく艶やかな宝石泥棒。

フジタとの関係性もいい。

馴れ合わない。けれど、認め合ってる。いざという時、本当に危ない時は、お互い助け合う、みたいな。

ルパンとフジコちゃんみたい。

 

あと三田村館長との関係性もいいね。フジタが館長に怒られて、いつも喜んでるのが面白い。

館長が酒飲みなのもいいね。

210125

 

 

【感想】マンガ『火の鳥』マサトの「未来編」の壮大な話が好き~。望郷編、復活編、異形編も。

『火の鳥』手塚治虫

(感想)
『バーナード嬢曰く』というマンガの一コマで『火の鳥』の何編が好きか話すシーンがTwitterで話題になってまして。。

久々に『火の鳥』を読み返しました。

面白かった・・!!

私は「望郷編」が好きでした。
頭からツノが生えてる種族が、かわいいし素朴で好き。。
コム、いい子だな。。

目と耳がない代わりにその触角で感じるんだけど、「女王様に会うときちゃんとした格好していきなさい」って言われて、「人間ってめんどくさいな」みたいに言うのが面白いなーと思った。

感覚の違い。

人間は目で見ることに重きを置いてるけど、コムは触覚だから。
逆に言うと「その服は手触りが悪いからやめときなさい」って言われてるようなものか。

 

最後、宇宙商人が「欲」を持ち込んで、国がズタボロになっていくのが「ああ・・」ってなる。。

 

あとやっぱり「復活編」かな~。。ロビタの話は深面白い。。

人間とロボット、AIとか。
これを何十年も前に描いてるのが手塚治虫氏ってやっぱスゴイよね。。

 

あーー「未来編」もいいよね~~。
マサトが神になるのが壮大過ぎてクラクラする。

マサトが一人になってからのあたりの話が一番火の鳥っぽい気がする。
生きるって何、命って何的な。。

 

あと何編だったか、平清盛が意外といい人に描かれてるのが面白かった。
だいたい歴史漫画で出てくる時って、悪いイメージだから。

 

あと「異形編」も好きだなー。
妖怪がどんどん来るやつ。時間が何度も繰り返すやつ。。

ということで・・ダメだ一つは選べない。。全部面白かった。

200430

【感想】マンガ『海のオーロラ』エジプト時代のレイとルツの愛の物語が好きだなあ~。。

『海のオーロラ』里中満智子

(どんな話?)
「生まれ変わって愛を貫く」というテーマで、色んな時代、国で展開される物語。ムー大陸、古代エジプト、卑弥呼の頃の日本、ナチ時代のドイツ、未来など。。

(感想)
久々に読んで面白かった~。。

私は最初の古代エジプトの話がやっぱり一番好きかな~。重厚で面白いのよね~。

レイもこのときが一番かっこいいし。知的でクールで。でも情熱は心に秘めていて。。このときのレイとルツの愛の物語が好きです。

エジプト編は歴史的背景も面白いし、物語も愛だけじゃなく男の友情とか、親子愛とか、あと人が持つ信念の強さとか、いろんな人間ドラマが丁寧に描かれてるんだよね。

文庫本だと全6巻。前半4巻までが古代エジプトの話。

そういえばトトメス3世って聞いたことあるよな~。。

 

次に好きなのは、ドイツ編かな。

ちょっと現代に時代が近すぎるし、テーマが重いから読んでて辛いんだけど。。でも、読み応えというか、深い読後感がある。。

どう生きるか、みたいなこと、考えさせられますわ。。

181130

 

 

【感想】マンガ『天上の虹』額田王はいつまでも憧れのお姉さん。読みだしたら止まらない。

『天上の虹』里中満智子

(感想)
『天上の虹』読みだしたら止まらなくなった~。。里中満智子さんの飛鳥時代の歴史マンガ。いやあ~面白いわ~。。

始まりは645年大化の改新の頃の話。「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」とか「白村江(はくすきのえ)の戦い」とか「百済(くだら)」とか、昔歴史の授業で習ったな~ていう名前がどんどん出てくる。。

確か子供の頃に読んでた時、額田王(ぬかたのおおきみ)が好きだったんよね~。。美しくて理知的で憧れのお姉さんって感じで。

今回何十年ぶりに読んで「あーー額田王、覚えてる~~」ってなって懐かしかった。。

今読んでも好きなキャラだったわ。。人の好みってあんまり変わらないんだな~って思った。

181113

 

【ネタバレ感想】マンガ『大奥』12巻。治済(はるさだ)怖ぇー。。

『大奥』12巻 よしながふみ

(ネタバレ感想)
待ってました!
大好きな大奥、最新刊の12巻。

ちょっと前の巻から読み直して、はいはい、そうだったね、みたいなところから。。

で、一気読みした~。

あーーー今回も惹きこまれた~。。

ぐいぐい読んじゃった。
どーなんの、これ~~。。と。

治済(はるさだ)こえー。。ヤバいヤバイ。。

御台はおかしくなっちゃうし・・うう。。
上様はがんばってるけど、、。

で、ついに上様呼ばれて、ようかん食べろ、って言われて。
嗚呼・・残念・・ここまでかーと。。

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【感想】マンガ『大奥』8巻。杉下が好きだーー

マンガ『大奥』8巻 よしながふみ

(感想)
大奥、8巻で・・
杉下キター!!

1巻で出てきて1番好きなキャラだったんだけど、ここにきてまた出てきた〜。
うれしー

好きなのよね。。杉下。。
ひょうひょうとして、落ち着いてて、涼しげで。。

なんつーか・・
野心がない?
あらゆることに執着心がない?

このドロドロの大奥絵巻の中の、一服の清涼剤というか・・。
どんどん出世していくし、最後までステキなままなのよ。。

いいよね~。。

130321